脇田 貴之プロ

14歳から湘南でサーフィンを始め、プロサーフィン歴は30年。
JPSAやWQSなどで優勝を飾りながら、ハワイ、オアフ島のノースショアにある世界的有名なスポット、パイプライン(THE BANZAI PIPELINE)
で27年サーフィンをしていて、「WAKITA PEAK」と言われる場所がある。

↓脇田プロ公式 インスタグラム↓


 
― ケガとホグレル ―


マザー サーフィンをやっていて、何処が一番疲れますか?

脇田プロ パドルするときに使っている肩甲骨の内側の筋肉が張っている気がします。でも30年間サーフィンをやっていて、ずーっと同じやり方でやって来たんですけど星野さん(弊社、副社長)に色々パドルの仕方を教えて貰って、そこからいきなり変わったんですよ。それが昨年の9・10月くらいから変わってきて、もう今は前のパドリングの仕方が出来なくなりました。

          脇田プロと星野

          脇田プロと星野

それが不思議なことに、そのやり方でやっているとパドリングが早いのに前ほど張らないんですよ。肩甲骨がちゃんと動いているからなのかなって思うんですけど・・・不思議ですよね。でもやっぱりハワイにいるとずっとホグレルに行けないじゃないですか。日本に居る間にホグレルをやり込んで10月くらいからハワイに行ったときは12月まで凄い調子が良かったんですよ。段々そこから肩が痛くなってきちゃったり とかして、日本に帰ってくる春の辺りになって来ると全然違いますよね。

マザー 
それは筋肉痛が続くというような感じとか、肉体疲労的な感じですか?

脇田プロ それもありますし、常に痛いところがあるんですよ。本当にビッグウェーブをやっていると体中ボロボロなんですよね、実は。持病を引きずっているって感じなんで、それと上手く付き合いながらやらなくちゃいけないんですよ。

マザー それってビッグウェーブから落ちて水面に叩き付けられちゃった時のケガとかですか?

脇田プロ そうです。岩にぶつかったりとか。ここ何年かで一番ヤバかったのが、とにかく波の面がコンクリートみたいになっているんで叩き付けられた時に首と背骨がグキッとなったんですよ。その時に神経がダメージを受けたみたいで首から下が言うこと聞かなくなってしまいました。正座した後の痺れみたいな感覚が全身に起こっちゃって指を動かそうとしても動かなくて。その状態で波に巻かれていたので、後で気付いたら岩に叩き付けられながら切り傷とかいっぱい出来ていたんですけど、それでもその時は感覚が無くなっちゃているから分からない位だったんですよ。よく骨折しなかったなと思うんですけど。

マザー 絶体絶命な状況ですね・・・

脇田プロ その頃ヨーガとかもやっていたんで、とにかく指先の神経から戻そう戻そうって言う意識と、水面に上がろう上がろうって意識だけで何とか上がれたんですけど、それでも上がった瞬間にまた次の波が来て、また巻かれて・・・膝の高さ位の所でも脚が立たないくらいで。そうこうしている内に何とか岸に辿り着いたら友達のライフガードが助けに来てくれたんです。
その時、ケリースレーターって言うワールドチャンピオンも気付いてくれて、「家が近いから来い」って呼んでくれたので、両脇を抱えられながら連れて行ってもらい休ませてもらいました。それからの1週間はマジでヤバかったです。神経が身体の表に出ちゃっているような感じで、ずっとビーンビーンビーンってなっちゃって、立ってても座ってても5分寝れないんですよ。5分経つとまたビーンビーンって起きちゃうんです。それがしばらく続いて。
 
マザー ええっ!病院へは行かなかったんですか?
 
脇田プロ 緊急病院に行って検査したけど「骨は大丈夫だけど神経がダメージ受けているから、とにかく痛み止めを飲んで時間が経って回復するのを待つしかない」って言われて。1週間経ってだいぶ落ち着いたものの、結局サーフィンは2ヶ月くらい出来なかったですね。

マザー そんなに長い期間出来なかったってことは、相当なダメージですよね。

脇田プロ 1ヶ月リハビリを凄いやっていましたし、それからもやるようにしています。でもそれが不思議なんですけど、星野さんに教えてもらったエクササイズをやると股関節から首までズレていたのが戻って。ホグレルのお陰で本当に身体が動くんですよ。治るし。本当に。



 ― サーフィンライフ ―



マザー 脇田さんにホグレルのトレーニングが合っていて良かったです!でも、そこまで凄いケガをして来ているとサーフィンを辞めたいと思ったことは無いですか?
 
脇田プロ 無いですね!不思議なことに、サーフィンは・・・無いですね。

マザー すっごいケガとかしているのに「治ったらサーフィン行こう!」って思えるんですか?

脇田プロ 絶対にそう思いますね。逆にサーフィンやってないときが凄く辛くて、「早く治らないかな」「早く戻りたいな」「やっちゃったな」って思います。例えばしばらく仕事してて海に入れなくて久々にサーフィンするじゃないですか。そうすると「あーやっぱりサーフィンやんなきゃダメだ」って本当に思うんですよね。サーフィンが自分を正してくれると言うか癒してくれて、正しいトラックに戻してくれるので、あー、サーフィンやんなきゃなーって思うんですよ。

マザー 恐怖にはならないんですか?

脇田プロ 勿論、恐怖があるんですよ。でも恐怖があるから自分を守れると思うんですよ。

        スルっと乗れた島野

        スルっと乗れた島野

ザー なるほど。何にも怖くなくなっちゃうと逆に危ないのかな。

脇田プロ その通りなんです!無謀に行っちゃうと怪我したり、板を壊したり、死んじゃったりするんで、恐怖があるから “こういう風になったらこうしよう” “こういう風になっちゃうかも知れないからそういう時はこうしなきゃダメだな” とか考えられる。多分、サーフィンやって行ったら分かると思うんですけど、哲学なんですよ。 人生と一緒なんです。海で学んだことが陸での普通の生活に役立つって言うか、それがサーファーとしてゴールって言うか、正にサーフィンライフ。だからこれを機会に小野寺さん(マザー)も島野さん(弊社トレーナー)も是非サーフィンを続けてもらえると本当に活きてきますよ、自分の普段の生活に。本当なんですよ。


マザー それは分かる気がします。すごく癒されたし、波は自然のものなので、日頃の行いが悪いと良い波に出会えない気がしました(笑)

脇田プロ 
いや、それはあると思いますよ。

マザー ですよね。でも正直、近所に住んでないとやりづらい(笑) いっぱい道具を持って来なくちゃいけないじゃないですか・・・

脇田プロ いらないですよ!タオルと水着だけあれば大丈夫です。自分でボードとか持つようになったらそうかも知れないですけど・・・うちのショップを宣伝しちゃいますけど(笑)、 ボードロッカーがあるので、皆、手ぶらで電車とか車でいらっしゃるんですよ。もう、ロッカーにボードとウェットスーツ一式置いてあるから、手ぶらで来てサーフィンやって手ぶらで帰れるんです。

マザー それは良いですよね!用具の持ち運びにすんごい労力が掛かるので、手ぶらで出来るなんて最高じゃないですか!

脇田プロ それと、今度試してもらいたいのがスタンドアップパドルって言うのがあって、波が無い時は防波堤を越えて江ノ島の裏側に岩屋っていうのがあるので、その辺をクルーズしながら1時間ちょっと掛けて回るんですけど、浮いているだけでも気持ち良いんですよ。波に乗りながらバランスをとっているとインナーマッスルも鍛えられてすごく良いですし、すごく簡単なんで特に夏はお勧めです。凄く暑い時でも、海の上だと体感温度が少し下がるので涼しくて楽しいですよ。それも今度やりましょうよ!すごく楽しいですから!!

乗れて振り向いたら一番大喜びしてくれていた脇田プロ(笑)

乗れて振り向いたら一番大喜びしてくれていた脇田プロ(笑)


マザー 
いやー・・・凄く魅力的なんですけど、今日初めてサーフィンを体験させてもらいましたが、脇田さんに教えてもらうこと自体が本当に申し訳ない出来栄えで・・・

 
脇田プロ いやいや、大丈夫です!最後は良いライディングしてくれたんで良かったですよ。曲がらずに真っ直ぐ砂まで行ったから凄かったですよ!

マザー 正直、終わりどころが分からなかったんですよね(笑)
 
脇田プロ それで良いんです!でも、そこで気を付けないとフィンが折れちゃうんで、グッて下に当たる前に飛び降りてくれるのが一番いいです。やっぱり、一本波に乗ったら最後の最後まで行くのが重要なんですよ。波って、最後に岸まで辿り着いて消えて無くなっちゃうじゃないですか。そうすると、同じ波に乗ることって一生に一度も無いんですね。もう全部違う波なんで。そこがまた面白いんですけど、同じような波があっても同じ波は無い。

マザー なるほど。「あーーーーーー、今の最高だったのに消えちゃった!!」みたいな。

脇田プロ だから一本一本が貴重になるんですよ。

マザー 思った以上に波に乗るって言うことが難しくて、全然思い通りに動けませんでしたが、どういう感じで乗れたらベストなんでしょうね?

脇田プロ 鞭のようにしなってパワーをボードに伝えていけるようになると最高ですよね。僕もそういう風になりたいです、本当は。

マザー んー、波とかに逆らう動きをしたらダメってことですか?

脇田プロ そうです!その人のやっている所を見ないで僕に「サーフィン上手くなる為に何か一つだけアドバイスを下さい」って言われたら、 “波を良―く見ること、海を良―く見ること” ってアドバイスをします。そこが一番大事なんです自分がここに行きたいとか、自分がこうしたいじゃなくて、波とか海が次に何をしたら良いか教えてくれるんですよ。なので、良―く見なくちゃいけないんですよ。

マザー 確かに自分の感覚が凄く大事だなって思いましたね。

脇田プロ ゴルフもたまにやるんですけど、サーフィンと凄く似ているんですよ。サーフィンも波のサイズやコンディションによってボードのサイズとか種類を変えるんですよ。それがゴルフのコースとか色んなコンディションとか距離によってクラブとか替えることと凄い似ているんですよね、自然を読んでそこに合わせるっていうことが。

マザー なるほどですね。自然相手には逆らえないので、こちらが自然に合わせるしか無いんですよね。

脇田プロ そうなんです。ヨーガで内観って言って、目を瞑って体の中の普段何も意識しないで動いている呼吸とか心臓とか脈拍とか背骨の一つ一つの動きとかを深く見て行くんです。それを突き詰めて行けば行くほど目を開いたときに外に意識を向ければ良いだけなんですね。そうすると、海の中の事とかが凄い見えてくるんです。 “あ、こんな所に流れがあったんだ” とか。だから、本当に感覚なんですよ。30前半くらいから後半にかけてはすごく突き詰めていて、毎朝4時起きで朝日と共にヨーガをやっていたんです。朝ご飯食べる前にやって、昼ご飯の前にやって、夜ご飯の前に癒しのヨーガをやって。30分位で出来ちゃうんで、外に出る時も必ずヨガマットを持って行って人があんまり居ないところで出来る場所を見付けて、本当にどんな時でもやっていたんですよ。

マザー そこまでとは、かなり極めていましたね。

脇田プロ そんな偉そうなことを言ってて今はあまりやらなくなっちゃいましたけど・・・今も出来る範囲で出来ることはやっています。でもその頃やっていた事が活きてますよね。その頃に色々思っていたことが星野さんが言っていることと一緒なんですよ。理にかなっていると言うか、凄い不思議です。
だから凄いですよね、ホグレルのマシンは。自分で意識して動かしていかないと出来ない事を、マシンが勝手に出来るようにしてくれるから本当に凄いです!!
うちの艇庫会員さんにもやって貰いたいです(笑)

 
マザー すごい嬉しい評価ですね(笑) ありがとございます!是非、艇庫会員さんにもやって貰いたいですね!



脇田プロのショップ、SYLPHIDE CLUB(シルフィード)は、片瀬江ノ島駅から3分、海まで30秒のグッドロケーションにあります。目の前にある東浜は穏やかな波でビギナーにも優しく、サーフィンを楽しむには最適なので1年中サーフィン&ウィンドウサーフィンのスクールを開いています。
初心者大歓迎だそうですので、お気軽にお申し込みください。

脇田プロが直接指導してくれるコースもありますよ!
とにかくメチャクチャお勧めです!!

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