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守備力アップのカギ、「間」とは?
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野球
2021.07.28
「あの選手の守備は間があって上手い」
この「間」という言葉、よく聞きますよね。
トップの選手になるほど、守備の動作に「間」があると言われています。
今回は野球の守備動作における「間」について、解説します。
目次
「間」とは?
まず、「間」とは何でしょうか?
「間を置く」
「間を作る」
「間を取る」
色々な場面で間という言葉が使われますが、野球においてもタイム時や投手が投球間に少し時間をとったりすることも間と呼んだりしています。
「間」について調べてみたところ、goo 辞典では以下のように記されています。
「連続している事と事のあいだの時間。ひま。いとま。」
守備においては、移動→捕球→送球 の連続した流れがあります。
捕球してから送球までの流れをスムーズにするためには、ただ突っ込んで捕るのではなく送球を意識した体勢をとれなければなりません。
同じゴロであっても、バウンドの高さ、速さ、右か左かなど、色々な形で打球が飛んできます。
「間」は様々なバウンドに対応し、安定した送球をするためのタイミングを合わせる役割があると言えます。
間があることで得られるメリット
捕球までに間を作ることが出来れば、打球のバウンドに対しての入り方を調整することができます。
・イレギュラーなバウンドに対しての反応もしやすくなる
・送球の形が作りやすく安定する
などの効果があります。
プロの守備を見る
読売ジャイアンツの坂本選手は間をとるのが上手だと言われます。
実際の守備機会を見てみると、捕球前に減速しつつも体重移動はしながらグラブを出しています。
(1:43~)※Youtubeチャンネル 獅子鷹虎太郎 様より
ほんの一瞬ですが、これが一連の流れにおける間になります。
まとめ
守備では、間を意識するだけでイレギュラーな打球への対応や送球への流れがつかみやすくなります。
打球に対して突っ込むだけではなく、間によってリズムを作るようにしましょう。