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正しい姿勢が勉強の成績に影響する?
ホグレル通信
姿勢
2022.09.09
「姿勢が勉強の成績に影響しているかもしれない」
このような話を聞いたことはありませんか?
え、まさか姿勢くらいで…?と思ってしまいますが、実はさまざまな研究で姿勢の良し悪しが学習成績にも関わっていることが分かっています。
今回は、なぜ姿勢と勉強の関わりと、正しい姿勢の取り方について見ていきます。
目次
なぜ正しい姿勢が重要なのか?
姿勢に関する研究は多く出ていますが、そのほとんどで悪い姿勢が勉強の成績に悪影響を及ぼすという結果になっています。
姿勢が悪くなることで悪影響を及ぼす理由としては、
・肺が圧迫されて酸素の吸入量が減ること
・頭が前方へ遷移することで、首の筋肉が緊張して脳への血液循環が衰えること
などが考えられています。
「姿勢と計算成績との関係について」大藤晃義、稲毛達郎、金網正司
脳は人間の臓器では一番多く酸素を消費する器官であり、その消費量は全身の約25%にも及ぶ、非常に重要な器官。
それ故に、酸素不足の影響も受けやすいのです。
正しい姿勢をとることで酸素の吸入量が増え、脳への血液循環も良くなり、勉強の集中力や思考力の向上につながると言えるでしょう。
勉強する際の正しい姿勢
勉強をする際の姿勢としては、下の図のように、耳ー肩ー大転子が重力に対して真っ直ぐ立つことが理想です。
これは、過去記事の「姿勢が悪いのはなぜ?姿勢が悪くなってしまう原因と姿勢を良くする方法」で挙げている、立位時の理想的な姿勢にも通じています。
立っている時との違いとして、股関節を屈曲させる点などがありますが、屈曲させる中でも骨盤を立たせて中立位にすることなどは共通のポイントです。
※日本ではまだ浸透していませんが、ドイツなどでは「傾斜天板」の机を使うようになっています。
通常の平な机では、正しい姿勢で教科書を見ようとしても、斜めに見るカタチになってしまうため、目が疲労します。真っ直ぐ見るために上から覗き込むような子供も多いですが、机の角度についても見直しが必要かもしれませんね。
正しい姿勢をとれない人は
ここまで、勉強時の正しい姿勢について見てきましたが、おそらく正しい姿勢を取ろうとしてもつらくなってしまい、姿勢が崩れてしまう子は多いはずです。
姿勢を維持できない原因として、筋肉のバランスなどが崩れてしまっていることなどが考えられます。
例えば、猫背で日常を過ごしている人は、背中の筋肉が緊張している一方、お腹側の筋肉は緩んだ状態になります。
背中の筋肉が伸びた状態で緊張しているわけですから、その状態から緩めることができず、背筋を伸ばそうとするとしんどくなるということです。
このようにバランスが崩れている子に対して無理やり正しい姿勢をさせようとしても、緊張状態が解けない限りは本当の意味で正しい姿勢はとれません。
それでは、どうすれば良いのでしょうか?
まずは身体を整えよう
正しい姿勢をとれない、維持できない場合は、運動やストレッチによって身体を整えてあげることがひとつの方法としてあります。
もし、猫背になっているのであれば
身体のどこに猫背の原因があるのか。
といった感じで、正しい姿勢をとれない原因となっている身体の部位、使い方に意識を向けていきましょう。
姿勢が崩れてしまう原因は人により異なるケースが多いため、具体的な方法についてはここでは書きませんが、自分の身体と向き合うことで身体は変わります。
↓弊社のホグレルスペースに通ったお客様の、3ヶ月で身体の変化
自分の身体のチェックをしてみませんか?
ホグレルでは「4つの姿勢」という指標を用いて、利用者様に気づきを得てもらうことを目指しています。


身体の状態をチェックすることで、現状を把握し、トレーニングの効果を高めます。
「あれ?昨日より硬くなっているな」
「ストレッチをしたら、感覚が変わった!」
このような気づきを得られるようになります。
ホグレルは身体への負荷がかかりにくい、効率的な動作の獲得を目的としたトレーニングです。
「正しい姿勢がとれない」
「ストレッチや運動をしているけど、効果がいまいち」
このようにお悩みの方は、ぜひ一度ホグレルをお試しください。