ホグレル通信Hogrel media
股関節の動きについて
ホグレル通信
姿勢
2022.10.07
股関節については「なんとなく重要そう」という認識はあるものの、構造や動きについてきちんと理解できているかと言われれば、そうではないという人の方が多いのではないでしょうか?
実は、股関節の動きを知っているのと知らないのとでは、日常生活やスポーツでのパフォーマンスにも大きな差が出てきます。
今回は、そんな股関節の構造と動きについて見ていきます。
目次
股関節の構造
股関節の構造は、球関節(きゅうかんせつ)と呼ばれる構造をしています。
球関節はボール状の先端(関節頭)が受け皿(関節窩)にハマったような構造で、関節の中ではもっとも動きの自由度が高いという特性があります。
なお、股関節のことを「臼状関節(うすじょうかんせつ)」とも分類しますが、臼状関節は球関節の中でも受け皿が深い形状のことを指しているため、球関節の中で分類したのが臼状関節ということになります。
股関節の構造(詳細)
構造をもっと細かく見てみます。
股関節は骨盤のうち寛骨の中央部にある「寛骨臼」に、太ももの骨である大腿骨の先端部(大腿骨頭)がハマっています(2/3〜4/5ほどがはまりこんでいる)
この部位を関節包が覆い関節を保護しているほか、骨頭と寛骨臼の間にはクッションのような役割の関節軟骨が存在します。
歩くだけでも体重の2~4倍の負荷がかかる股関節ですので、こういった負荷に耐えられるように同じ球関節である肩関節より深い上、筋肉も多く付着し安定しています。
※その分、肩関節より動きの自由度は落ちます。
股関節の動き
股関節は、大きく分けて6つの動きを持っています。
以下の6つの動きごとに作用している筋肉を記載していますが、実に多くの筋肉が関与していることがわかるかと思います。

スポーツで重要だと言われる理由
股関節の動きと作用する筋肉とをみてみると、他の関節と比べて複雑だということが分かります。
股関節のストレッチというと「開脚」を思い浮かべるかと思いますが、それだけで股関節を整えることは難しいのです。
内転筋が硬いから開かないという人もいれば、お尻の筋肉が硬くて開かないという人もいたりと、人によって硬さを引き起こしている原因も異なってきます。
ちょっとしたバランスの違いがパフォーマンスにも影響を与えるため、あらゆる場面で「股関節が大事」と言われるんですね。
股関節の動きを出すためのトレーニング
股関節のストレッチに関しては、すでに色々なやり方が存在しています。
弊社の以下の記事で静的ストレッチなどについて紹介していますので、通常のストレッチについて知りたい方はご覧ください。
>>股関節ストレッチ!効果抜群、腰痛持ちにもオススメのメニューを紹介します。
なお、弊社のホグレルというマシンを用いると、動かしながら身体を整えられます。
マシンが導いてくれる軌道に沿って動かすことで、股関節の動きを引き出すことができますので、股関節を動かすのが苦手な方にもオススメです。
>>NTH(ハムストリングスなど)
>>THs(腸腰筋、大腿四頭筋など)
>>ITs(内転筋など)
お試しに関しては弊社直営のホグレルスペースか、全国600施設以上ある導入施設様にお問い合わせください。
自分の身体のチェックをしてみませんか?
ホグレルでは「4つの姿勢」という指標を用いて、利用者様に気づきを得てもらうことを目指しています。


身体の状態をチェックすることで、現状を把握し、トレーニングの効果を高めます。
「あれ?昨日より硬くなっているな」
「ストレッチをしたら、感覚が変わった!」
このような気づきを得られるようになります。
ホグレルは身体への負荷がかかりにくい、効率的な動作の獲得を目的としてトレーニングです。
「正しい姿勢がとれない」
「ストレッチや運動をしているけど、効果がいまいち」
このようにお悩みの方は、ぜひ一度ホグレルをお試しいただければと思います。