ホグレル通信Hogrel media
ニュートラルな身体を作る 極真空手 水野翔太 選手の取組
ホグレル通信
体幹トレーニング
2022.05.06
半年前から、ホグレルスペースに通う、極真空手の水野翔太選手。
重心が偏っていない身体を目指すしているそうですが、半年間ホグレルに通ってみた変化について伺ってみました。

目次
半年使って得た感覚について
首、肩、腰の身体の硬さが緩和され、いい練習ができてパフォーマンスが上がってきました。
肩甲骨の動きがでる事で、身体全体を使ってパンチを打つ感覚、腸腰筋、ハムストリングスの可動域が上がる事で脚が回しやすくなりました。 【つかえる筋肉に変える】 転換力が上がりパフォーマンスに直結しやすくなるのをより感じてきました。
通常のストレッチとの違いを感じたか?
社会人になってからは、ストレッチにあまり時間を取れていませんでした。
柔軟性を上げるトレーニングは色々ありますが、その中でホグレルの優位性は、
マシンの反動を使って、筋肉のオンとオフを感じられる動的ストレッチなので
より競技動作に近いトレーニングができていると感じます。
トレーニングの頻度について
週1回 30分程度ですが、それでも十分効果を実感しました。
トレーニングのタイミングについて
パーソナルトレーニング前や試合の後に重点的に行いました。試合後の筋疲労が、早く抜けた感覚がありました。 リカバリーでの使い方がかなり役にたった気がします。
全日本選手権優勝について
先日の 極真館ウェイト制全日本空手道選手権 -85㎏級 で優勝したとお聞きしました。おめでとうございます! 勝因はどんな所だったと思われますか?
全日本で勝つには、2つの要素が大事だと思っています。
1つ目は、
心から勝ちたいという熱い気持ち
2つ目は、
目標に対しての努力の方向性の確認
です。ただ単に体力を上げて、一生懸命練習すれば勝てると思っている人も多いと思いますが、格闘技だけに限らず、やはり何事も考え方や努力の方向性が大事なのだと今までの経験からも感じます。
強くなる為にどんな事を意識してるか?
負けた時に、悔しさのあまり感情的になって練習が足りないと精神論だけに陥ってしまい、真面目にトレーニングしているが、中々結果に結びつかない、そしてオーバーワークになって、怪我をしてしまうという選手もいます。
ですので、私は負けた時こそ、感情論に流されず原因追求をしっかりするようにしています。
原因追及というのは、どんな要素なのか?
私は、試合に負けた時に下記のような4つの要素を考えて、
その中で何を間違えていたのかを振り返り、次に活かすようにしています。
① 気持ちが折れて負けた
② 持久力が持たなかった
③ 体の可動性が不足していた
④ その日の体調が整わなかった
気持ちの強さ、持久力、日々のコンディショニング、などは行っていても、柔軟性と可動性がどう身体の使い方に影響してくるのか? まで、その要素を深く考えている人は意外に少ないかもしれません。
その負けた原因が、身体の可動性不足、怪我が多くての焦り、などの方は、練習方法なども根本から見直してはいかがかと思います。 私も以前は肋軟骨骨折、太もも肉離れ、肩脱臼などの怪我をしました。その経験から、原因を追究し続け、適切な事に取り組んできたのがよかったのだと思います。
現在取り組んでいるトレーニングについて
まずは、身体を動かす為の柔軟性、可動性とスピードを速く動かす神経系、瞬発系トレーニング、この2つを違いをメリハリをつけて行っています。
【柔軟性重視の場合】は、身体の動きずらさ、違和感、痛み、があった場合に
ゆっくり動かし、違和感をとる事を優先しています。
【神経系、瞬発系重視の場合】は、力を抜いた反動で筋肉を引き伸ばし、その反動に合わせてある程度のスピードをつけて収縮を意識するトレーニングを行っています。
ホグレルマシン 活用方法について
普段どんな事を意識して使っているのかを教えて頂けますか?
チェストスプレッド
肩で動きが止まらないで背骨から動かす意識をしています。これは、フックの動きを作るのに最適で、胸郭から動かす意識をしています。このメニューでスピードがあがった感覚があります。
ネバータイトハム
股関節、太ももの可動域を意識しています。前蹴りの形を作るのに適していて、筋力だけに頼るとスピードがあがらないので、筋肉のオンオフを意識しています。
トータルヒップS
腸腰筋、大腿四頭筋を意識しています。ハイキック、膝蹴り、などは腸腰筋を使って上げるので、この可動性は特に大事だと思い、この機種は入念に行っています。
【取材を通じて感じた事】
自己に向き合いたい、なんとか結果を出したいと心から願っても中々うまくいかない事も多いなか、水野選手は、その時々を的確に判断し、行動されているのだと感じました。
【柔軟性、可動性をどう競技動作とリンクさせるか?】が一番トレーニングに大事な考え方で、例えば、ベンチプレスを〇〇㎏上げるという事だけに捉われてしまうと、トレーニングをやる事自体が目的化してしまい、折角の努力が競技力向上に結びつかない事も多々あります。
どんな競技、どんなレベルであっても、【基礎、基本は共通】している事も沢山ありますので、何かヒントを探している方がいましたら、無料で体験できますので、お気軽に遊びにきてください。 最後までお読みいただき有難うございました。