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症状は結果。原因は別のところにある【理学療法士、高橋の考え方】

ホグレル通信

トレーニング

2020.09.01

症状の見かたは千差万別

多くの症状は結果であり、特定の部位に負担をかけるような身体の状態が原因であると考えます。
どこに原因があって症状が出ているのかを考え、その要素と要素を結びつけながらアプローチしていく。
症状が出ているところを改善していきながらも、負担のかからないような身体の状態にしていかないと根本的な改善にはなりません。

高橋はどのようにアプローチしているのか

まず動作をする中で本来動くべきところが動いているのかをチェックします。
本来の動きが出ていなければ、その要因は何なのかを本人と照らし合わせながら考えていきます。

痛くてできないのか、硬さがあってできないのか、そもそも動きの理解度が乏しくて出来ないのか、要因によって次のアプローチを変えなければなりません。

目標の動きが出来るようになるために必要な動きは何か。
目標の動きが出来るようになると、どのような場面での動きに影響するのか。

具体的なところまで落とし込めるかどうかで効果や持続、やる気まで違ってくると思います。
これらのことを意識するだけで、今やっている動きへの興味・理解を深めることにも繋がるのではないでしょうか。

ホグレルトレーニングの考え方

毎日行っていただけると変化は大きいです。
効果が見込める頻度としては、最低でも週に3回で3か月の継続が理想ではないでしょうか。

1つの動きに対しての回数設定は、10回で変化が出る人もいれば、20回で変わる人もいますが、逆にやりすぎて悪くなる人もいます。

明らかにマシンに不慣れで、まずマシンや身体を動かすことに重きを置いたほうが良いと判断した場合には回数を設定します。でも、ある程度動きが良くて、本人の感覚も保てている人は、自分が納得出来ている回数で良いと考えています。

回数に関しては、その人の生活スタイルなども関わってくるので、一概には決められない部分もあります。

私は見た目の動きを指導することは、ほとんどありません。
本人がマシントレーニングをすることで獲得したい動き・刺激が出ていれば良いと思います。
もちろん見た目のフォームが大切な時もあるかと思いますが、身長も体格も人それぞれ違いますので、トレーニングの結果動きがよくなったり、症状が改善したのであればそれが全て。

ですので、見た目だけを重視することはありません。それが答えだと思っています。

一つの型に当てはめないことが大事

世の中では、腰痛の原因はこれ、ひざ痛の原因はこれ、というように、一つの症状に対して原因を特定している情報が多く流れています。
ですが、実際にはそれに当てはまらない人もいるのではないでしょうか。
原因は決して一つではありません。全ての人を一つの型に当てはめて考えてしまうと、変化した人は良いですが変化しなかった人には「使い方がこうだから」「この姿勢がとれてないから」と相手を理由にしてしまう可能性もあります。

変わっていなければ変わっていないなりの原因があるはずです。

答えは目の前の人が持っていますので、原因が何かということを本人と一緒に探して見つけ出していくことが大切なのではないでしょうか。
一人ひとりを見ていくこと、しっかりと見れているかが根本治療に繋がると思います。

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