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スポーツ選手は柔軟性が大切と言われるのはなぜ?

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ストレッチ

2022.08.12

スポーツ選手は柔軟性が大切!

昔からこのように言われていますが、なぜ柔軟性が必要なの?と訊かれて答えられますでしょうか?

 

柔軟性はスポーツのパフォーマンスにも大きく影響しますが、かといって「ただ柔らかければ良い」というわけでもありません。

 

今回は、そんなスポーツにおける柔軟性について見ていきましょう。

 

 

柔軟性がないとどうなるか

パフォーマンスを発揮できない

例えば、野球ボールを投げるときを考えてみましょう。

より強い球を投げるために必要なのは、体幹部の柔軟性です。

 

テイクバックからリリースに至るまでのあいだに身体がねじれて「捻転差」が作られますが、もし柔軟性が足りないと自然に捻転差を作ることができなくなります。

 

そうなると自分で身体を無理やり捻ろうとして、力みが生まれます。

 

本来、瞬間的に強い力を発揮するためには直前の「脱力」が必要になるのですが、柔軟性が不足している人は動作の中で脱力を行いにくくなってしまうのです。

 

「パワーはあるのに球速が出ない」

「身体はゴツいのに打球が飛ばない」

 

このような現象は、必要な柔軟性が足りないことによって起こっていることが多いです。

 

ケガをしやすくなる

柔軟性不足によって、スポーツ障害を引き起こします。

 

例えば、先ほど投球時には体幹部の柔軟性が大切だと書きましたが、体幹の柔軟性が不足すると、肩肘を痛めやすくなります。

 

なぜなら、腕を動かすときには肩関節だけでなく「胸鎖関節」という胸の真ん中あたりの動きが大切になるからです。

 

ついつい肩関節で動かしていると思い込みがちですが、実は腕の動き自体はもっと根本から起こっているわけです。

 

>>腕の始まりはどこから?

 

この仕組みを理解せず、肩関節で動かそうとするから、肩を痛めたりします。

本来動くべき場所が動くことで負荷が分散され、ケガ予防になるわけですね。

 

 

必要な柔軟性を身につけることが大切

柔軟性は必要か不要かと言われれば、必要です。

でも「とにかく柔らかければOK!」というわけでもありません。

 

人間の関節は、過度に動きすぎても壊れてしまいます。 

結局は、バランスが大事なのです。

 

実際に「肩がものすごく柔らかい!」と言われていたプロ野球選手が、故障により引退を余儀なくされるケースを見聞きしたことがある方も多いはず。

 

「柔らかさ」が絶対ではないということが分かりますね。

 

 

まとめ

身体の柔軟性は「あったほうが良いか、なくても良いか」と訊かれれば

「あったほうがメリットはある」と言えるでしょう。

 

ただし、だからといって何でもかんでも柔らかければ良いというわけでもありません。

理想とする動作を実現するためには、どんな要素が必要なのか?

 

そのように深掘りして考えられる力を身につけることで、あなたにとって必要な「柔軟性」の意味が見つかるはずです。

 

ストレッチもなんとなくやるのではなく、自分自身の身体の声に耳を傾けながら行うことが大切なことです。

 

 

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