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高齢者向け腸腰筋ストレッチと、その効果とは
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ストレッチ
2022.04.29
脚の引き上げ動作などで作用している腸腰筋。
姿勢の保持や、歩いたり走ったりする時にも重要な役割を担います。
身体の奥深くにあるため意識しづらいですが、腸腰筋が衰えるとつまづきの原因になったりもします。
今回は、そんな腸腰筋についてのお話です。
目次
腸腰筋を使えるようにするには
腸腰筋を使えるようにするためには、足上げ動作で鍛えるだけでも、ストレッチをするだけでも十分とは言えません。
例えば、そもそもの姿勢が悪くなっていると腸腰筋を使いにくくなります。
「その筋肉を鍛えればOK」という単純な話ではないのです。
ですので、「鍛える」ことを目的にするのではなく重力に対してまっすぐ立てるようになる(もしくは可能な限りそれに近づける)ということが大前提です。
それにより、余計な力を入れずに済み効率的な動作の習得に繋がります。
座っている時間が長かったり、腰が曲がってしまっている方は腸腰筋が短くなった状態で固っていることが多いので、このような場合は腸腰筋ストレッチから始めるのも良いでしょう。
以下のページで腸腰筋ストレッチのやり方を紹介しています。
ホグレルを使って手軽に運動を
腸腰筋のストレッチやトレーニングは色々な種類があります。
ただ、そういったトレーニングは高齢者にとっては難しいものも多いのが悩ましいところです。
運動習慣があまりなかった人にとっては単純なトレーニングは面白くなく、意欲が湧かずに続かないケースも見られます。
そこで、まずは手軽な運動から始めることをオススメします。
腸腰筋などと限定せず、身体全体を連動させることをイメージしてもらいましょう。
そして、人生という長い目線で見た時に、高齢者の方が継続的に「運動したい!」と思ってもらえるように「運動の習慣化」を目指すのです。
ホグレルを使った運動は、比較的高齢の方であっても取り組みやすいのが特徴。
まずはこのようにマシンの力を借りるのも一つの手段です。
まとめ
腸腰筋を使えるようになると、姿勢や歩行動作の改善に繋がります。
腸腰筋のストレッチ方法、トレーニング方法は色んな種類がありますので、その方に合った強度のものを選んでやってもらいましょう。
ただ、記事の中でも書いたように
・身体全体を使えるようにすること
・運動習慣を身につけてもらうこと
以上が何よりも大切です。
そのためには「どうすれば興味を持ってもらえるか?」「どうすれば運動を楽しんでもらえるか?」という視点で高齢者の方々に向き合うことがトレーナーの課題だと考えます。
理想は、出来なくなってしまったことをまた出来るようにしてあげること。
腸腰筋を鍛えることも、あくまで手段の一つにしか過ぎません。