ホグレル通信Hogrel media
ストレッチを意味あるものにするために
ホグレル通信
ストレッチ
2022.08.19
ストレッチってどんな意味があるの?
ストレッチをしているけれど、いまいち効果が分からない
そのような疑問にお答えします。
目次
ストレッチの種類を抑えよう
ストレッチにも、大きく分けると2種類あります。
一般的には、ゆっくりと伸張していく方を静的ストレッチ、身体を大きく動かすなどして筋肉の収縮・弛緩を繰り返す方を動的ストレッチと区分しています。
それぞれのストレッチの詳しい特徴については以下記事で解説していますので、ご覧ください↓
一般的に言われているストレッチの効果
世間的には、ストレッチというと静的ストレッチをイメージする方が多いので、静的ストレッチの意味についてみていきます。
動的ストレッチとは違い、静的ストレッチは反動を利用せずゆっくりと伸ばします。
深呼吸(特に呼気)をゆっくりと行うことで、副交感神経が優位になり高いリラックス効果を得ることができるという特徴があります。
また、身体が硬い人は、継続的にストレッチを行うことで筋肉の柔軟性が向上し、関節の可動域の改善に繋がります。
股関節が硬くてしゃがむのが苦手な人が、ストレッチによって股関節を落としやすくなれば、日常動作やスポーツ動作においても余裕のある動きができるようになります。
余裕ができれば脱力もしやすいので、結果的に出力の向上などにも繋がるでしょう。
ストレッチをすることが目的になるとリスクがある
例えば、野球選手であれば「ストレッチをして肩を柔らかくしなさい」などと言われたことがある人は多いはず。
一見、そのとおりと思えるような指導ですが、実は大きなリスクが潜んでいます。
「肩」というと、おそらく肩甲上腕関節(いわゆる肩関節)をイメージされる方がほとんどではないでしょうか。
確かに、この部位を肩と呼んで間違いではありません。
しかし、野球などの投擲系動作において、ケガせずパフォーマンスアップしたい場合は、「(見かけの)肩の動きは肩関節だけで起こっているわけではない」ことを抑えておく必要があります。
解剖学的に見ると、肩関節は上腕骨と肩甲骨をつなぐ関節であることが分かります。

では、肩甲骨はどこで胴体を構成する骨と繋がっているのかというと、鎖骨に接続して、胸の真ん中の胸骨に行き着きます。(胸鎖関節といいます)

つまり、投球動作などにおいて、腕の動きは胸鎖関節という部位が動くことで成り立っていると言えます。(肩甲骨と肋骨の間も「肩甲胸郭関節」といい、関節のような働きをしていますが)
試しに、鎖骨を触りながら、触った方の腕を挙げたり下げたりしてみてください。
この時、鎖骨も動いていることが感じ取れるはずです。
このことから分かるのは、単純に「柔らかければ良いとは言えない」ということです。
どんな動き(目的)を手に入れたいのか?
その動きを実現できないのは、どの部位が邪魔をしているからなのか?
どの程度の柔軟性があると良いのか?
などなど、自分の身体のしくみ(原理原則)に興味を持って、考えて実施していくことが大事です。
自分の身体の状態を確かめよう
ホグレルでは「4つの姿勢」という指標を用いて、自分の身体への気づきを得てもらうようにしています。


このようにして自分の身体の状態をチェックすることで、その時の自分の状態を把握できるわけです。
「あっ、なんだか昨日より硬いな」
「ストレッチしたら、感覚が変わったな」
みたいな感じで、フィードバックもしやすくなります。
これが、なんとなくストレッチをやっているのとでは、大きな差になって表れて行きます。
柔軟性をあげよう!というと開脚ストレッチだけをするケースもあるようですが、これだけでは十分とは言えません。
人間の身体は繋がっています。
股関節の硬さが腰の痛みに関連していたり、一見すると関係なさそうな肩や肘の痛みにも繋がっていることもあります。
ですので、広い視野を持ってストレッチを行うことが大切です。
ホグレルで身体を整えよう
ホグレルトレーニングは、自分で自分の身体の調子を整えるという“セルフコンディショニング” の考え方を採用し身体に負担のかかりにくい効率的な動作へ改善することを目的としたトレーニングです。
マシン利用時には、以下の6つの要素が協調的に働き、身体をほぐれた状態に導いてくれます。
①柔軟性向上
②筋バランス調整
③関節可動域調整
④体幹アプローチ
⑤神経伝達促進
⑥動作改善
「ストレッチをしているけれども、いまいち効果が分からない」
「ケアの一環でストレッチをさせているが、怪我人が減らない」
このようにお悩みの方は、ぜひ一度ホグレルをお試しください。