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筋トレしても筋肉痛にならないことがあるのは何故??

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ウエイトトレーニング

2022.01.07

筋トレをしているのに筋肉痛にならないのはなぜ?

筋肉痛にならないと意味がないの??

 

そんな疑問にお答えします。

 

結論からいうと、筋肉痛にならないのは負荷の掛け方に原因がある可能性があります。

ですが、筋肉痛にならないからといって筋トレの効果が無いわけではありません。

 

今回は、筋肉痛が起きやすい筋トレの方法と、筋肉痛に関する情報をお伝えします。

 

 

筋肉痛にならない理由とは

実は、筋肉痛になる理由はまだまだ分からないことがたくさんあります。

過去には乳酸の発生が筋肉痛の原因と考えられていたこともありましたが、近年では「関係ない」とまで言われています。

 

そんな、まだまだ未解明の筋肉痛ですが、「筋肉の収縮形態」によってなりやすさが変わることは分かっています。

もっとも筋肉痛になりやすい収縮形態は「エキセントリック筋収縮」

 

これは、筋肉が長くなりながら力を発揮している状態で、ダンベルカールなどでゆっくりとおろしていくときなどがこの収縮形態になります。

この形態はもっとも筋肉への負荷も高く筋肥大にも効果あるんですね。

 

以上のことから考えると、筋肉痛にならない理由は「単純に負荷が足りない」ということになります。

 

〜筋収縮の形態〜

・コンセントリック筋収縮(短縮性筋収縮)・・・筋肉が縮みながら力を発揮している状態
・エキセントリック筋収縮(伸張性筋収縮)・・・筋肉が伸びながら力を発揮している状態
・アイソメトリック筋収縮(等尺性筋収縮)・・・筋肉の長さが変わらないで収縮し、力を発揮している状態

 

 

筋肉痛にならなくても問題ない?

筋肉痛にならないと意味がないかというと、そうではありません。

筋肉痛にならなくても、筋機能の向上は見られます。

 

ちなみに、「筋ダメージ」は筋肥大と関係があるとはされていますが

「筋ダメージ」=「筋肉痛」ではありません。

 

筋肉痛になることで「やった気になって満足する」のであれば、それはそれで良いのですが、筋肉痛を引き起こさなければ!と思って筋トレに取り組むのは目的を見失っているようなものです。

ですので、筋肉痛にならないからといって気にしすぎる必要はありません。

 

エクセントリックトレーニングにより筋機能の向上を図る際には,筋力の回復に長期を要するような強い負荷は効果的でなく,筋力の増加は,比較的軽度な負荷のトレーニングでも達成できる

遅発性筋肉痛における筋硬度と筋力との関係 2012 久保下亮、岡慎一郎、田原弘幸

 

 

筋肉痛を抑える効果があるとされること

サプリメント

BCAAを1日に計画的摂取をすることで、摂取しなかったグループと比べて摂取後72時間の遅発性筋肉痛発生割合が 64%少なかったという研究結果があります。

また、筋肉痛の程度も軽減するとのこと。

 

食事

運動直後のタンパク質及び炭水化物摂取が、筋肉痛の程度を軽減させると言われています。

また、運動前後にカフェインを摂取することでも筋肉痛の軽減効果が見られるとの研究結果もあります。

 

有酸素運動

中程度の強度で有酸素運動を行うことで、低強度の有酸素運動や完全休息よりも筋肉痛が軽減することが報告されています。

 

 

まとめ

筋肉痛が起こるといかにも頑張ったかのような感覚になりますが、アスリートの方などは「筋肉痛になることで技術練習に影響を及ぼす」可能性もあります。

 

筋肉痛が起きずにパフォーマンスアップに繋げられればそれが一番良いはずです。

 

まだまだ全て解明されているわけではない筋肉痛ですが、日々研究が進んでいて新しい発見があることもあります。

アスリート自身も最新の情報に触れるようにして、自分で考えながら取り組めると良いですね。

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